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【会社見学レポート】世界に誇るものづくりの現場 ― トヨタ自動車九州(宮田工場)を訪ねて

2025.08.01

【会社見学レポート】世界に誇るものづくりの現場 ― トヨタ自動車九州(宮田工場)を訪ねて

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こんにちは、広報担当の肥山です。

今回は、トヨタ自動車九州株式会社を見学させていただきました。

お忙しい中ご案内してくださった久木原さん、井上さん、本当にありがとうございました。

このブログでは、その見学の様子をレポートとしてお届けします。

まずは、今回の見学の目的をご紹介します。

見学の目的

・他社での学びを自社に活かすこと。

・社外の情報をキャッチアップすること。

こちらの目的をもって見学に行ってまいりました。

次に見学させていただいた、トヨタ自動車九州株式会社様についてご紹介します!

トヨタ自動車九州株式会社様について

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引用:トヨタ自動車九州株式会社 公式サイトより

トヨタ自動車九州株式会社は、1991年に設立されたトヨタグループの中核製造拠点です。
九州のものづくり力を集結し、主にレクサスブランドの高級車を生産しています。

福岡県宮若市にある宮田工場の敷地面積は、約113ヘクタール。福岡PayPayドーム16個分に相当する広大な敷地です。
高度な技術と匠の技を融合させたものづくりは、国内外から高く評価されています。

また、環境への配慮や地域との共生、未来を見据えた先進技術の導入にも積極的で、持続可能なものづくりにも取り組まれています。


公式サイトはこちらからご覧ください。
https://www.toyota-kyushu.com/

見学の内容

ここからは、見学の内容をお伝えしていきます。

PR館にてシアター鑑賞

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PR館に展示されている最新のレクサス車には、思わず見惚れてしまいました!
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引用:トヨタ自動車九州株式会社 公式サイトより(シアターウイング21)

まずは、到着してすぐに向かったのはPR館です。ここでは、トヨタ自動車九州様が生産するレクサスの展示や高い技能と品質を支える車づくりのこだわりを紹介しています。

そのPR館のシアターウイング21で、トヨタ自動車九州様の沿革についてと車づくりの流れの映像を鑑賞しました。

会社として長い歴史を持ち、1台の車が完成するまでに実に多くの工程と人の手が関わっていることを知り、驚きと感動を覚えました。

さらに、技術力と品質へのこだわりの高さにも深く感銘を受けました。

車の生産工程はこちらです。

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今回の見学で見られる工程は、2番の溶接4番の組立です。

第1溶接工場の見学

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引用:トヨタ自動車九州株式会社 公式サイトより(写真のようにロボットが溶接を行っていました。)

その後、車で場所を移動して「第一溶接工場」へ向かいました。

第一溶接工場では、プレス加工された鉄板が車のパーツを溶接していく工程を見ることができました。

驚いたのは、約1,000台ものロボットが稼働し、ほとんど人の手を介さずに作業が進んでいたことです。しかもそのロボットの動きは、職人さんの動きを再現していました。

高度なプログラムによって制御され、高精度かつ高剛性なボディを生み出し、快適な乗り心地と静粛性を実現していることに、感動しました。

第1組立工場見学

次に訪れたのは「第1組立工場」です。

ここでは、溶接・塗装を終えた車体に、約6,500点にもおよぶ部品を組み付ける工程を見学させていただきました。

作業環境はとても静かで清潔に保たれており、人の五感を最大限に活かせるよう配慮されているのが印象的でした。

重量のある部品には補助器具を活用しながら、人とロボットが連携して効率よく作業を進めている様子が見られました。


なかでも驚いたのが、一度取り付けたドアをあえて取り外すという工程です。

一見、非効率に思えるこの作業も、実はドアを取り外すことでその後の組み立て作業がしやすくなり、作業員が車内に入りやすくなるというメリットがあるとのこと。

この改善は、現場の従業員の声をもとに取り入れられたそうで、現場からの意見を柔軟に反映させる風土にも感銘を受けました。

PR館見学

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見学の最後には、再びPR館に戻り、1階ではトヨタ自動車九州のこだわりや取り組みについて展示を通して学びました。

そして2階には、「匠の技わざ体験道場」という体験型コーナーがありました。

ここでは、レクサスの高い品質を支えるためにスタッフの方が日々行っている訓練の一部を、実際に体験することができました。

お子さんも楽しんで参加されていましたが、それ以上に私たちセンドメンバーが夢中になって取り組んでいたのが印象的でした。

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齋藤さんが真剣に取り組んでいる様子。

想像以上に難易度が高く、正確さとスピードの両立が求められる作業でした。

この訓練を日々こなし、品質を支えている職人の方々の技術の高さには、ただただ尊敬の念を抱くばかりです。

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彩世さんと堤さんのお二人もチャレンジして真剣な様子!
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見学時間ギリギリまで楽しんでいました!

見学終了

その後、質疑応答の時間があり色々と質問をさせていただき、見学は終了しました。

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「楽しかったね〜」「すごかったね!」と余韻にひたるメンバーたち。

印象に残ったポイント

■ 工場見学について

今回の工場見学は、以前の内容からさらにアップデートされているとのことでした。

「もっとこの部分を見せたほうが良いのでは?」という現場の声や来場者の声をもとに、見学内容を改善されている点に感動しました。

常に“よりよい体験”を追求する姿勢にも、トヨタ自動車九州様のものづくりに対する真摯な姿勢が表れていると感じました。

■ 生産性の高さについて

特に印象的だったのは、ロボットの導入による自動化です。

1日に約1,600台以上の生産台数を実現しながらも、高品質を維持している背景には、

「ロボットで行う作業」と「人が行う作業」を明確に分ける工夫があると感じました。

また、注文を受けてから生産を行う「受注生産」を採用しされており、在庫を持たないスタイルにもトヨタ自動車九州様ならではのこだわりが表れていました。


■働く人材と育成制度

人材育成においても非常に丁寧な取り組みが印象的でした。

新入社員はまず安全に関する研修を受け、工場内でのルールを徹底的に学びます。これは従業員の命と健康を守るために欠かせない、大切な基本です。

さらに、技能の習熟度や役割に応じて認定制度が整備されており、「認められる仕組み」があることで、個々のモチベーションにもつながっていると感じました。

大規模な組織だからこそ必要な制度をしっかり整備されている点にも、企業としての力強さを感じました。

全体を通しての感想と学び

社外の現場に足を運び、他社の取り組みを実際に見ることで、自社にも活かせそうなヒントを得ることができました。

同時に、自分たちの会社の魅力や強みをあらためて見つめ直す良い機会にもなりました。

なかでも強く印象に残っているのは、トヨタ自動車九州の従業員の皆さんが、自社のつくる車やブランドに大きな誇りを持って働かれていたことです。

「自分が関わった車が、街を走っている」その実感は、きっと誇らしく、モチベーションにもつながっているのだと感じました。

その誇りが「もっと良い車をつくるにはどうすればいいか?」という前向きな探求心や、品質・生産性の向上、さらには新たな技術開発へとつながっているのだと思いました。

会社見学ツアーのご紹介

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引用:トヨタ自動車九州株式会社 公式サイトより

トヨタ自動車九州・宮田工場では、ものづくりの現場を間近で体感できる工場見学ツアーが実施されています。

見学の出発拠点となるPR館では、同社が手がける最新のレクサスの展示をはじめ、生産工程を紹介するシアター、そして“匠の技”を実際に体験できるコーナーなど、見どころが満載です。

ぜひこの機会に、世界に誇るクルマづくりの現場をご覧になってみてはいかがでしょうか。

ツアーの詳細はこちらからご覧ください!
https://www.toyota-kyushu.com/plant_tour/

最後に

今回の見学では、久木原さん、井上さんにご案内いただき、普段なかなか目にすることのできない生産現場を間近で見学させていただきました。

お忙しい中、貴重なお時間を割いてご対応いただき、本当にありがとうございました。

トヨタ自動車九州様の現場には、ものづくりへの情熱と高い技術力、そして働く皆さんの誇りがあふれており、多くの学びと刺激を得ることができました。

今回の経験を通じて得た気づきを、今後の業務や自社の取り組みにもしっかりと活かしていきたいと思います。

このレポートが、トヨタ自動車九州様の魅力や取り組み、そして会社見学の意義を少しでもお伝えするきっかけとなれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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