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【完結編】7700kmの観戦旅。シアトルで見た「サッカー(浦和レッズ)」と「世界」と「仕事のヒント」

2025.07.31

#ライフ

【完結編】7700kmの観戦旅。シアトルで見た「サッカー(浦和レッズ)」と「世界」と「仕事のヒント」

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こんにちは!

ポート株式会社のシンジです。


前編では、5年ぶりの海外旅となったシアトルで、私が触れた街の魅力や、マーケティング全般や仕事にも繋がる学びについて書かせてもらいました。

前編はこちらから↓

【前編】7700kmの観戦旅。シアトルで見た「サッカー(浦和レッズ)」と「世界」と「仕事のヒント」

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ワシントン大学。シアトル中心部から2駅ほど。広大な敷地と美しいゴシック建築が印象的。

最先端のテクノロジーと豊かな自然が共存するシアトル。

しかしその裏側で、都市が抱える「リアル」な課題にも直面。

後編となる今回は、今回の旅の最大の目的であり、私の人生の大きな一部である「浦和レッズ」のサポートに焦点を当てて記載したいと思います。

そして、その中で私が強く実感した

「人の力」

「共通の目標がもたらすエネルギー」

が、いかに私たちの仕事にも繋がるかについて掘り下げていきます。

真っ赤に染まったルーメンフィールドと“人の力”

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まるでホーム埼スタの雰囲気をシアトルでも。この中のどこかに私がいます。探してください笑

試合当日、シアトルのルーメン・フィールドは、浦和レッズサポーターの「赤」で埋め尽くされました。その光景は、まさに圧巻の一言。

埼玉・浦和からここまでの距離は約7,700km──

今回のクラブワールドカップ参加チームの中でも、もしかしたら浦和レッズが最もシアトルまでの道のりが長いチームだったかもしれません。

それでも、なんと延べ5,000人近くの浦和レッズサポーターがこのシアトルという遠い地まで集結したんです。

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試合前には多くのサポーターがスタジアム外で集合し、決起会

5,000人

この数字を聞いて、皆さんは何を思いますか?

単なるフットボールチームへの応援という枠を超えた、ある種の「熱狂」と「一体感」がそこにはありました。

ちなみに、7700km離れた地での浦和サポーターの応援は世界のフットボールメディアからも注目され、FIFAの会長からは

「 日本からアメリカまで。浦和レッズのファンがシアトルで愛するクラブに送った驚くべき情熱、カラー、そして声を届ける姿を本当に素晴らしい。これぞFIFAクラブW杯。真の国際大会だ! 」

と評されており、いかに大きなインパクトを与えていたかが分かります。

そして、その背景には、私が今回の旅で最も心を揺さぶられた“人の力”がそこにはありました。


共通のゴールがあれば、背景は関係ない

私が宿泊したのは、浦和サポーターが多く集まる格安ホステル。

4人相部屋のベッドルーム。

当然、皆知らない人ばかりで、合流する日程もバラバラ。

職業も年齢も出身もバラバラな老若男女が、ただ

「クラブワールドカップで戦う浦和レッズを応援する」

という共通の目的のためだけに、約7,700km離れたこの地で集まった。

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部屋の様子。「よろしくお願いします」で始まる共同生活

夜になると、みんなそれぞれのタイミングでホステルのキッチンに集合。

夕食をともにしながら浦和レッズについて熱く語り合う。

学生から60代の方まで(ちなみに最年少は4歳!)

まるで「大人の修学旅行」という表現がピッタリでした。

試合を迎える日まで3日ほどありましたが、最高に楽しい時間でした!

昨日まで会ったこともなかった人たち。

「浦和が好きだ」という共通項がなければ出会う事がなかった人たち。

たった一つの共通項だけで集まり、サッカーについて熱く語り、お酒を酌み交わし合う。

そこには損得勘定も、遠慮もない。

ただ純粋に

「好き」

を共有する空間で、かけがえのない人的な交流を深めることができました。

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ホステル内のキッチンダイニングを地元浦和にある居酒屋がジャック。シアトルだけど浦和にいるような感覚に。

旅だからこそ生まれる“つながり”

このホステルでの出会いは、本当にユニークでした。

中には

・長期日程(予選すべてに参加する場合は2週間)のために会社を辞めて参加した人

・初めての海外で日本人的にはややマイナーなシアトルにきた人

・学生でお金がないからと韓国⇒バンクーバー⇒バス⇒シアトルという片道24時間かけて1泊3日で試合だけ観て帰る人

・シアトルで2試合あったのですが、1泊3日×2回というツワモノまで、本当に様々。

※福岡や長崎から単身乗り込んでいる人も!

それぞれの人生の背景も、シアトルへたどり着いたルートも全く違う。

それでも、この旅でしか出会えなかった人たちと、まるで同じクラスになったかのような一体感がそこにはありました。

1つの大きな目標があれば、知らない人同士でも同じ方向を向いて突き進める。

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地元チーム「Seattle Sounders」のサポーターとも現地で交流。サッカーという共通項のみで話が盛り上がる。

そんなことを、私は今回のシアトルでの経験を通じて強く実感しました。

仕事に効く旅──「見た」「感じた」「話した」が、アウトプットの源

今回のシアトルでの経験を通じて、仕事にも繋がる二つの大きな学びを得ました。

前編で触れた「生きた情報」の重要性に加え、特に本来の目的であった浦和レッズの試合を観に行くという行動から強く得られた学びがあります。

1. 「生の情報」がアウトプットの質を高める

再認識したのは 「生きた情報」が、アウトプットの質を大きく左右すること。

マーケティング、特にデジタルの世界では新しい情報が常に飛び交い更新されています。

しかし、 、Webやデータを見るだけでは得られない。

実際に現地に足を運び、自分の目で見て、肌で感じた体験こそが、深みのあるインプットとなり、顧客への説得力あるアウトプットへと繋がること。

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観光名所にもなっている「ガムウォール」。世界中の人たちのガムがここに貼り付けられていて甘い香りが・・・。
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「なんでガムウォールはできたの?」そう思って調べると、向かいにある劇場に入る為に並んで待っていた客たちが暇つぶしにガムを貼り付けたのが始まりみたい。いまや現代アート的な佇まいに。これも現地でしか得られない「生きた情報」

2. 共通の大きな目標が「個」を超えた力を生む

そしてもう一つ。浦和レッズのサポーターの熱狂的な集結から強く感じたのは、

共通の大きな目標さえあれば、それぞれの背景がどんなに違っても、昨日今日出会った人同士でも手を取り合い

ということです。

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これは、私たちの仕事にも通じることではないでしょうか。

僕たちの提供しているサービスでは、様々な専門性を持つチームメンバーやパートナー企業、お客様の多様な部署の方々と連携しています。

それぞれの立場や考え方は違っても、

「お客様のビジネスを成功させる」「最高のデジタル体験を創造する」

という共通の目標に向かって一丸となる

ことで、個々の能力の総和をはるかに超える大きな成果を生み出すことができる。

今回のシアトルでの「大人の修学旅行」は、まさにその縮図でした。

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センドグループも共通した大きな目標のもとエネルギーを集結してますよね!

おわりに

5年ぶりの海外、そして熱狂的な応援。

シアトルでの時間は、私にとって多くの気づきと学びを与えてくれる、かけがえのない経験となりました。

デジタルとリアル、そして情熱が交錯するこの旅で得たインスピレーションを、今後の仕事に存分に活かせればと思います。

皆さんも、ぜひ機会があれば「生きた情報」を求めて、新たな場所へ足を運んでみてください。

きっと、思いがけない発見があると思いますよ!!!

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