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D2Cマーケの現場で使えるデータ分析:「分解・比較・継続」の3つの武器

2026.01.08

#ナレッジ

D2Cマーケの現場で使えるデータ分析:「分解・比較・継続」の3つの武器

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みなさん、こんにちは。松嶋です。


先日、滋慶学園様にて
「D2Cマーケティングにおけるデータの見方・考え方」
をテーマに講義をさせていただきました。


学生さん向けの講義ではありましたが、
話している内容は、正直かなり現場そのものです。

というのも、


D2Cに限らずマーケティングの仕事でよく起きるのが、

  1. 数字は見ている
  2. レポートも作っている
  3. でも、次に何をすればいいか分からない

という状態です。


今回は、講義でお伝えした内容をベースに、
「なぜD2Cではデータを見る力が重要なのか」
を、できるだけ噛み砕いて整理してみます。


滋慶学園様講義の様子はこちらにまとめています。

https://www.sendo-group.co.jp/blog/1380/


なぜ、わざわざデータを見る必要があるのか?

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会社のゴールはシンプルに言うと、売上・利益を伸ばすことです。


ただ、社長が「売上を上げろ!」と言っても、現場側はこうなりがちです。
「…で、具体的に何をすれば?」


ここで役に立つのがデータ分析です。
データ分析は、売上という“大きな塊”を分解して、「どこを動かせばゴールに近づくか」を見つけるための地図みたいなものです。

D2Cの一番の強みは「顧客データが丸見え」なこと

D2C(Direct to Consumer)は、メーカーやブランドが中間流通を挟まずに、お客さんに直接販売するビジネスモデルです。

そして最大の強みは、
「誰が・何を・いつ買ったか」が分かること。

この“丸見え”の状態は、正しく使えば武器になります。
逆に、見えているのに使わないのは、宝の山を前にスコップを忘れているようなものです。


D2Cとは?については、こちらの記事にまとめています。
https://www.sendo-group.co.jp/blog/1278/


最初に覚えておくと強い「売上の分解式」

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講義でも強調したのが、この式です。

売上 = 顧客数 × 平均単価 × 購入回数


この式が強い理由は、売上という結果を、改善できる“3つのレバー”に分けられるからです。
「売上が伸びない」のではなく、

  1. 顧客数が足りないのか
  2. 平均単価が低いのか
  3. 購入回数が伸びていないのか

    が見えるようになります。

売上が増えた/減った時は、まず“どこが動いたか”を見る

例えば「売上が100万増えた!」と言われても、それだけでは何が成功したか分かりません。
分解して“動いたパーツ”を見て初めて、次の打ち手が決まります。

一番よく見る!魔法のリスト「受注データ」

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現場で一番よく見るデータは何か?
結論、受注データです。

「いつ、誰が、何を、いくつ、いくらで買ったか」
が全部入っていて、ここからビジネスの全体像が見えてきます。

受注データから得られる“3つの実務的な洞察”

講義では、受注データから見える代表例を3つにまとめました。

  1. 人気商品が分かる(売上ランキング)
    → 在庫・推し商品・LP改善の優先順位が決まる
  2. リピーターの購買パターンが分かる
    → レコメンド、セット提案、同梱施策のヒントになる
  3. 流入元(どの施策が売上につながったか)が分かる
    → 予算配分の意思決定ができる


つまり受注データは、「次に何をやるべきか」を教えてくれる宝の山です。

売上はさらに分解できる(顧客/チャネル/商品)

売上は、状況に応じてさらに細かく分解できます。

  • 顧客数 → 新規/リピーター
  • 売上 → EC/実店舗
  • 売上 → 商品カテゴリ別(例:デニム/スカート など)

この分解をやるだけで、議論が一気に前に進みます。
「売上を上げよう!」が、
「新規が弱いからここをテコ入れしよう」
「ECのCVRが落ちてるから導線を直そう」
みたいに、行動に変わります。

データは「比較」して初めて意味を持つ

「今月の売上は1,000万円でした」
…だけだと、良いのか悪いのか分かりませんよね。

データは、比較相手がいて初めて“評価”になります。

  1. VS 目標:計画通りに進んでる?
  2. VS 過去:先月/前年と比べてトレンドは?
  3. VS グループ:年齢・地域・新規/既存で差は?

最後は「分解・比較・継続」の3点セット

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今回お伝えしたかったことは、突き詰めるとこの3つです。

  1. 分解:大きな数字を分けて、原因を特定する
  2. 比較:AとB、過去と今を比べて変化を見つける
  3. 継続:PDCAを回し続けて、仮説精度を上げる

この3つが揃うと、データが“眺めるもの”から“動かすもの”になります。

最後に

いかがでしたでしょうか?

データ分析というと「理系っぽい」「難しそう」と思われがちですが、実際の仕事はかなりクリエイティブです。

数字から課題を見つけて、仮説を立てて、改善していく。
このプロセスが回り始めると、ビジネスは一気に前に進みます。

弊社でも、広告データ・受注データ・CRMなど複数のデータを扱いながら、事業の意思決定につながる“使える分析”を日々積み上げています。

D2C/通販事業で、

  1. 売上が伸び悩んでいる
  2. 数字はあるけど、打ち手に落ちない
  3. 何から見ればいいか分からない

といったお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。


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