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個人技で終わらせない。「体系化」って何?成果を出し続けるチームの知識循環(SECIモデル)

2026.07.30

#ナレッジ

個人技で終わらせない。「体系化」って何?成果を出し続けるチームの知識循環(SECIモデル)

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みなさん、こんにちは。松嶋です。

写真は先日センドメンバーで行ったイカ釣りの写真です。

この模様は誰かブログにしてくれるかもしれません。


今日はもっぱら弊社内で飛び交っている「体系化」について書きたいと思います。


仕事でよく「それ、体系化しておいて」「ノウハウを体系化しよう」と言われること、ありませんか?

言葉としてはよく聞きますが、いざやろうとすると「具体的に何から手をつければいいの?」「マニュアルを作るのと何が違うの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、仕事における「体系化」とは何か、そしてそれを組織でどう回していくのかを、ナレッジマネジメントの名著でも使われる「SECI(セキ)モデル」を絡めながら分かりやすく整理してみます。

1. そもそも「体系化」と「マニュアル化」の違いとは?

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結論から言うと、体系化とは「バラバラに存在する経験やノウハウ(点)を結びつけ、誰でも再現・活用できる仕組み(構造)にすること」です。

よく混同される「マニュアル化」との違いはここにあります。

  • マニュアル化: 「Aの次はBを押す」という手順(やり方)をまとめること
  • 体系化: 「なぜその手順になるのか」「どういう法則性があるのか」という構造や考え方(仕組み)まで整理すること

単に手順だけをまとめても、イレギュラーが起きた時に対応できません。しかし「体系化」されていれば、応用が効くようになり、チーム全体の再現性と再現スピードが劇的に上がります。

2. 体系化の本質を紐解く「SECI(セキ)モデル」

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「感覚でやっていること」を体系化し、チームの成果に変えるプロセスを美しく説明してくれるのが、一橋大学の名誉教授・野中郁次郎氏らが提唱した「SECI(セキ)モデル」です。

SECIモデルでは、知識を「暗黙知(言葉にできない経験やコツ)」と「形式知(文章や図に表された知識)」の2つに分け、この4つのステップをグルグル回すことで組織の知識が進化すると言われています。

① 共同化:暗黙知 → 暗黙知

  • 「見よう見まねで学ぶ」
  • デスクの隣で先輩の動きを見たり、一緒に案件に入ったりして、感覚や空気感(暗黙知)を肌で共有する段階。

② 表出化:暗黙知 → 形式知 ★ここが「体系化」の中心!

  • 「言葉や図にする」
  • 頭の中にある「なんかうまくいった感覚」を、言葉、フロー図、チェックリスト、数値などの形(形式知)に落とし込む段階。まさに言語化・構造化のフェーズです。

③ 結合化:形式知 → 形式知

  • 「既存の知識と組み合わせる」
  • 言語化したノウハウを、他のチームの事例や過去のデータと組み合わせて、より使いやすい「フレームワーク」や「マニュアル」に統合する段階。

④ 内面化:形式知 → 暗黙知

  • 「自分の血肉にする」
  • 作られたフレームワークを使って実際に仕事をしてみることで、個人の中に新たなスキル(暗黙知)として定着する段階。

💡 ポイント 「表出化(言語化)」して終わるのではなく、それを「結合化(仕組み化)」し、みんなが使って「内面化(血肉化)」する。

このループを回し続けることこそが、本当の「体系化」です。

3. センドが品質向上のために実践している「3つの体系化」

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実はセンドグループでも、提供するサービスの品質向上と平準化のために、まさにこのSECIモデルのような体系化の取り組みを進めています。

マーケティングやコンサルティングの世界は、どうしても「あの人だからできた」「個人のセンス」という個人技(暗黙知)になりがちです。ですが、それだと担当者によってクオリティに差が出てしまいます。

そこでセンド(子会社)では、チーム全体でクライアントに最高の価値(成果)をお届けするために、具体的に以下の3つを実践しています。

① 業務プロセスの整理と浸透

コンサルティングワーク業務をプロセス単位で徹底的に分解しています。「いつ・誰が・何を・どこに」やるべきかを明確にし、誰が担当しても抜け漏れなく高品質なアプローチができる状態をつくっています。

② ナレッジシェアの場を作る

成功事例だけでなく「失敗事例」も大切なナレッジとして蓄積し、月に1回シェア会を開催しています。

ここにはコンサルタントだけでなく、自社D2Cブランド「cinque」のメンバーも参加します。事業側と支援側の双方から「クライアントに還元できる生の事例」を持ち寄り、組織全体の知恵へと昇華させています。

③ ツールの統一

アウトプットするファイルのフォーマットを統一しています。現在はスプレッドシートがメインツールですが、さらなる再現性と効率化を目指し、自社で開発・運用している管理ツール「マーケマン」を活用した統一化にもチャレンジ中です。

……と、ここまで少し偉そうに書いてしまいましたが(笑)、センドにとっても体系化は完成形ではなく、まさに今バリバリ現在進行形で取り組んでいる最中の課題です!

「チームの再現性を高めたい」「ノウハウが個人に閉じてしまう」など、同じような悩みや課題を抱えている方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報交換やディスカッションをさせていただけると嬉しいです。

個人もチームも成長し続ける仕組みを、これからも愚直につくっていきたいと思います!

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